電気料金の値上げがオール電化を直撃!間近ですよぉ

 まもなく・・・来年1月から電気料金が『1ヶ月280kWh使用の標準世帯で700円ほど値上げ』となるようです(東北電力)。

 ガスや灯油を利用しないオール電化の暮らしの皆様にとって、この冬の灯油高騰やガス料金値上げは他人事のようにお感じかもしれませんが、冒頭のように電気料金も値上げ間近の昨今です。その影響を最も大きく被るのはオール電化済みのご家庭でしょう。 『月々280kWhの使用で700円ということは、1kWhあたり2.5円の値上げです(700円÷280kWh)』。これオール電化宅にとっては衝撃的に大きいのでは?と直感しました。

 そこで、我が家の最近一年間の使用電力量をもとに、オール電化の暮らしへの直撃ぶりを試算してみました。
 以下の表は我が家の2007年9月分から翌年8月分までの各月の使用電力検針から、昼間・夜間・夜間(別計量)ごとそれぞれの使用量を読み取って一覧表にしたものです。(夜間の別計量は、蓄熱床下暖房のスラブヒーターについての使用量です)

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 一覧表右下の年間合計にあるように、オール電化の我が家では年間総使用量が23,600kWh。これは『1ヶ月280kWh使用の標準世帯の約7倍にもなる使用量』。。。ということは、来年1月からの値上げ幅も、『1ヶ月あたり標準世帯700円の7倍=4,900円ほどの値上げ』(*1)となって、これは見逃せない大きい額だなあと感じました。
*1 式 (23,600kWh÷12)÷280kWh=7.0 ~標準世帯ひと月あたりの7倍! ~ 700円×7=ひと月4,900円の値上げです

 蓄熱暖房がフル稼働の1~2月の頃は前年度比で各月それぞれ7,000円~8,000円もの値上げ幅となるでしょう。
オール電化の拙宅では今回の値上げが『標準世帯の700円とは一桁違いの大きな値上げ幅』であることを目の当たりにして改めて驚いた次第です。

 さらに・・・夫婦と子どもで4人家族の我が家は確かに『標準世帯』ですが、オール電化の『標準世帯』のために値上げ幅は『東北電力で例示する標準世帯』の7倍ほどにもなるのです。そもそも『東北電力で定義の標準世帯』とは何なんだろうか・・と素朴な疑問も感じました。『凡人を煙にまくためだけの標準世帯』ということであるなら,それは詐欺となんら変わらないと思います。。。
 
 参考までに、拙宅の昨シーズンの電気蓄熱床下暖房(スラブヒーター)について年間ランニングコストを次の表に記します。
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  東北電力の管轄内であれば,どのご世帯も同じことですが,燃料調整費が(=電気料金が)、昨年10月の0.28円アップ以来,今年1月には0.54円アップ,4月には0.90円アップ,7月には1.23円アップと3ヶ月刻みの連続で上昇し続けてきましたので,各月の夜間単価も微妙に違いますが,年間総電気代 125,000円 から スラブヒーターへの深夜機器割引 55,800円を差し引いた 69,200円というのが、スラブヒーター(蓄熱床下暖房)に関わる昨シーズンの年間ランニングコストであったようです。

125,000円(蓄熱シーズンの電気代) - 55,800円(深夜機器割引12ヶ月分) = 69,200円(年間ランニングコスト)

 全館ヒートショックもない暖かな快適さが24時間を通して得られてこのコストかと考えれば妥当な額かもしれませんが・・・
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 ひとシーズン15,000KWhの使用量であれば、単価1円/kWhの値上げで値上げ幅は15,000円です。2.5円/KWhの電気料金値上げ幅となれば,冬季間の総値上げ幅は45,000円ほどにもなります。

 家庭用暖房機器には様々な熱源やシステムがあって、コスト比較の記事は多々ありますが,今冬の電気料金値上げがストレートに直撃するのは電気蓄熱床下暖房(スラブヒーター)のような深夜電力利用の暖房でしょう。。。

 以上,暖房には切り詰めようのない部分もありますが、お日様の恵みが適当に埋めてくれるだろうといったドンブリ勘定ではなく、このような支出増の覚悟だけはして、来る暖房シーズンを迎えるべきだなあと改めて感じました。

 さらに,これは一個人ではどうにもしようのないつぶやきですが・・・、原油価格の上昇が昨今の電気料金コストアップの主たる要因ということであれば、昼間・夜間を問わずの一律アップではなく、原子力発電の捨てるしかない夜間の余剰電力を大量にさばいている夜間時間帯の使用については単価アップも少々軽減しましょう・・・といった施策があってもよいのでは?とも感じます。しかし,それを単に実施しては,夜間の大量消費を招くばかりという批判のボルテージが上がるでしょう・・・灯油やガス料金の値上げと比較すれば、電気料金の値上げ幅は些少だろうという論調も強く感じます。皆が皆オール電化大賛成,夜間割引大歓迎というわけでもない様子ですから,バランス感覚に長けたエネルギー施策が求められていることを感じます。
 
 ということで,オール電化世帯というのは、従来の熱源を利用している世帯にも増して、エネルギー施策の影響をもろに大きく受けていると見ることもできるのです。

 以上、オール電化世帯の方々は、その快適さに安閑としていてはいけませんよ。いよいよ悲鳴をあげるべきだなあ・・・と感じる昨今です。

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この記事へのコメント

おおそね
2008年09月20日 19:44
>二階経産相「電気料金上げ再考を」 各電力幹部に要請
>9月20日8時26分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

> 二階俊博経済産業相は19日、都内のホテルで電力各社幹部と懇談し、原油高に伴い各社が来年1月から予定している電気料金の大幅値上げについて再考を促した。また「制度見直しを含め検討する必要がある」と述べ、燃料費の変動に合わせて自動的に電気料金を調整する「燃料費調整制度」の改定による値上げの見直しを示唆した。経産省は年内にも検討会を設置し、議論を開始する。

> 二階経産相は「電気料金は公共料金で、改定に当たっては、現下の経済状況や国民生活に与える影響を十分に踏まえ、需要家の納得が得られるよう早急に対応策を打ち出していく必要がある」と述べた。

> 東京電力など電力10社は原油高に伴い、9月までに電気料金を見直した。燃料費調整制度の算定基準を引き上げ、原油価格の上昇を料金に反映させやすい仕組みとした。年内の値上げは中部電力と北陸電力を除く8社で見送ったが、1月からは全社が同制度の適用するため、東電では一般家庭の料金が月800円の値上げになるとしている。
2008年10月04日 08:40
東北電、値上げ幅圧縮検討 原油下落受け
 東北電力の高橋宏明社長は30日の定例記者会見で、来年1月に予定する電気料金引き上げで上げ幅の圧縮を検討していることを明らかにした。高橋社長は「どんな対応ができるか検討している」と述べた。東京電力などほかの電力会社も値上げ幅の圧縮を検討している。

 発電燃料の原油価格が下落していることなどから、二階俊博経済産業相が電力各社に値上げの再検討を求めていた。東北電力は9月1日、燃料費の高騰分を料金に転嫁しやすくする料金改定を実施。年内は値上げを見送り、来年1月には標準家庭で約700円の大幅値上げを想定していた。

 このほか高橋社長は、9月1日に設置した経営効率化推進会議(議長・高橋社長)を軸に、業務の効率化を進める考えも示した。2009年度中に、火力発電所の効率運転などで300億円以上の経費節減を目指すという。
2008年10月01日水曜日
おおそね
2008年12月28日 05:11
来年導入の新電気料金、最大900円値下げへ…経産省試算
12月25日22時4分配信 読売新聞
> 来年から導入される新しい電気料金制度による新料金について経済産業省が行った試算内容が25日、明らかになった。

> 日本での原油指標となるドバイ原油が1バレル=45~60ドル、円相場が1ドル=90~100円で推移した場合、国内電力10社の5月分の料金は標準的な家庭で月額100~900円程度の値下げとなる見込み。

> 電気料金が値下がりするのは、新料金制度が、原油価格の急落や円高などのメリットを反映しやすくなるためだ。現在の制度は、直近3か月の平均原油価格などが半年先の電気料金に反映されており、原油価格が下落しても電気料金がすぐには下がらない仕組みとなっていた。

1kWhあたりで換算すると0.35円~3.2円の値下げ幅。月平均2,000kWhを消費のオール電化の拙宅の場合では、700円~6,400円。この先、電力料金もガソリンと同様にとても大きな乱高下幅となりそうだ(これは驚き)

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    Excerpt:  昨年秋の『電気料金の値上げがオール電化を直撃!間近ですよぉ 』へのアクセス数が予想以上に多く、続きをどのように記すか、少々ためらっていながら過ごしていましたが、オール電化に切り替えて2冬目を迎えた一.. Weblog: 近況報告(抄)~ネットワーク活用実践室byおおそね racked: 2009-02-08 11:00
  • 入居2年経過の蓄熱暖房ランニングコスト考

    Excerpt: 昨年の10,637円に対して、今年は1,769円。今年6月と昨年6月の検針票を並べて、これは『ずいぶん大きな違いだなあ』とふと疑問に思いました。~単価にそう大きな差はありません。 Weblog: 近況報告(抄)~ネットワーク活用実践室byおおそね racked: 2009-07-19 21:18
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